先日、末期の慢性腎不全にかかった猫Oちゃんの飼い主のYさんが、嬉しそうにこんな話を聞かせてくださいました。『先生、うちの娘がヤ◯ルトを一生懸命飲ませていたらOちゃんがちょっと元気になって自分からお刺身を食べたよ』。検査数値もかなり悪くてかなり難しいなと感じていたのですが、それまで決して自分から食べようとしなかったのに突然自分から食べだしたというのです。もちろんヤ◯ルトはお腹の中の善玉菌を増やすことで悪玉菌を抑え、お腹の調子を整える(これをプロバイオティクスと言います)健康飲料ですので、慢性腎不全が治るわけではありません。小学4年生の娘さんがとても大事にしている猫なので、きっとその愛情がOちゃんに通じたのだと私には思えました。しかしながらお腹の調子が良くなって免疫力がアップしたり、栄養補給に役立ったり、空腹を感じたりして良い方向に働いた可能性は十分考えられます。猫にヤ◯ルトが効果的かどうかはわかりませんが、プロバイオティクスは副作用が考えにくいのが利点です。上手に利用していきたいものだと思いました。
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